弾いてみた動画やYoutuberで動画編集されてる方が本当すごいなってしみじみ思います。

普段のレッスンや目の前のことで必死だったのですが、今回は時間ができたので気合入れて動画も録って編集して譜面を作成して...(笑)

今は何でも自分でできる世の中になっているようで感謝しかありません。

私がギター人生の中で一度驚いた

マイナー系のパワーコードを使ったリフ・フレーズをご紹介したいと思います。

※説明するのにマイナー系のパワーコード勝手に命名させていただいております。。

私がギターを始めた中学生の頃の時に目から鱗だったコードフォームになります。

ちょうど80年代のジャパンメタル・ハードロックにはまり、耳コピをしてもどうしても思っている音に近づかない...

そんな時にYoutubeで弾いてみた動画をみて、目から鱗だった瞬間は今でも覚えています。

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パワーコードでそんな押さえ方があったのか...と。

一般的にパワーコードというのは、和音の中でも主音（Root=Rで表記）とパーフェクト５度（完全５度）のみで構成されたシンプルなコードフォームでロックではお馴染みのフォームスタイルになります。

※和音＝3和音でいえば（1度・3度・５度）で構成される。

主音である1度と5度のみで構成しただけですが、他にも1度と3度だけで構成したパワーコードもあっていいと思います。

主に80年代以降のハードロックで目立ったコードフォームになります。

ちなみにこちら↑ が目から鱗だったパワーコードになります。

特徴としては、3度の中でもM3（メジャーサード）とm3（マイナーサード）の２種類のトーンが使えますので

パワーコードの中に暗い印象を与えることができます。

一方聴き手によっては濁ったような汚い印象をお持ちの方もいらっしゃいます(笑)

そういった意味では、Hi-STANDARDの有名な曲「Stay Gold」でもマイナー系のパワーコードが使われるのですが、泥臭さ故のスカっとすっきりした感じが表現できるのかもしれません。

以下、マイナー系パワーコード使った代表曲を3つご紹介いたします。

※3曲共に半音下げチューニングにて演奏しております。

■EARTHSHAKER-MORE

上段のAは、マイナー系のパワーコードを使わずに一般的なパワーコードで試しに弾いてみたフレーズになります。

下段のBがEARTHSHAKERの代表的な曲「MORE」のイントロリフ・フレーズになります。

弾き比べて分かるのは、Aに関してはとにかく明るいイメージであるのに対し、Bはどこか暗いような切ないような印象を感じることができます。私が中学生の時になかなかこの辺りがコピーできずに悶々とした時があったのですが、ギターリスト石原慎一郎氏のアイデアとセンスを感じることができます。

■LOUDNESS - Like Hell

続いてLOUDNESSの「Like Hell」のリフ・フレーズをご紹介

7・8小節目にマイナー系のパワーコードが使われています。

LOUDNESSとEARTHSHAKERは同じ世代になりますので、お互いに影響し合った部分があったり尊敬できるギターリストが似てたり

近いものがあったと思います。（※あくまでも憶測です。）

同じ頃、Dokkenのギターリスト、ジョージリンチも多彩なリフワークでマイナー系のコードを多用してましたので、こちらからの影響も少なからずあるような気もしています。

■DIO - We Rock

今までは5弦ルートのマイナー系パワーコードだったの対し、こちらは4弦ルートのパワーコードを使った曲

DIOの「We Rock」

5弦の開放弦をペダリングしながら疾走感のあるなんだか暗いような雰囲気のあるリフ・フレーズになります。

■X JAPAN - 紅

難しい話になりましたが、今までこういったことを話せる機会が滅多にないのでブログで取り上げさせていただきました。

以上取り上げた曲はそもそも実際に弾くこと自体が難しいと思いますのでご参考まで。